金利とは、その時々の以況、社会状況によって絶えず流動的に変化していくものである。世界の環境変化のテンポは速く、当初のシミュレーションが一瞬にして変わることもありうる。しかし、我々は、93年以降、10年の長きにわたって超低金利時代が続き、これに慣れ切ってしまっている。仮に現在の超低金利時代から高金利時代へと移行していけば、不動産の収支計画は根底から覆され、最悪の場合には破産へと追い込まれることもありうる。
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これでは、何のための不動産投資だったのかわからなくなってしまう。だから金利水準の変化の可能性をあらかじめ想定して、このリスクを回避できるような計画にしておくことが後悔しない道となる。不動産の投資には多額の資金が必要で、借入金による部分も大きい。その返済も長期間になるだけに、金利の変動について十分な配慮をしておくべきである。少なくとも、過去の金利変動の歴史について研究しておくことは、リスク回避に役立つ。今後、日本の金利が上昇したときでも十分に耐えられるような条件を備えた不動産でなければ購入を見送ることを勧めたい。価格下落基調のときには、次の機会を待つゆとりを持つことが成功への道につながる。