主人の両親と、二世帯住宅を建てる話が、急に持ち上がりました。というのは、主人の父が先月倒れて、この先老夫婦二人では何かと不安なので、私たちとの二世帯住宅の提案してきたんです。主人は一人息子だし、実家のご両親には逆らえないようなので、結局言いくるめられてしまいました。いよいよハウスメーカーさんを決めようか。という話になっていたのですが、義父は、「知り合いの大工さんに頼んで、純日本家屋の瓦屋根のお家に
二世帯住宅を建てることになりました... の続きを読む
欧米で中古品を大切に使うエピソードで思い出したのは、ペルシャ絨毯など床の敷物のこと。寒い地域を多く取材したこともあったのでしょうが、欧米の中流以上の住まいでは、床に敷物を敷いている家が多く見られました。あちらでは床は本来、仕上げ材の木板や石をむき出しにするものでなく、そのうえに敷物を敷いて暮らすのが上級のインテリアなのでしょう。ボストン郊外の住宅を取材した時のこと。そのお宅のリビングでは、年季の入
欧米の中流以上の住まい... の続きを読む
まったくの偶然だったが、JR東京駅前の八重洲地区で聞いた地権者と同じような嘆きのたとえ話を社長が口にした。「私たちは西部劇映画のインディアンだ。横浜市という騎兵隊がやってきて私たちを追い払うか殺す。そのあとに白人がやってきて牧場をつくり建設費を稼ぐ。その後には白人の金持ちの牧場主がやってきて安く手にした土地でもうけ仕事を始める」「道路やバスの発着所はいい。少なくとも対象地の半分は事業者に売り戻して
私たちは西部劇映画のインディアン... の続きを読む
日本では、かつて建築物の安全神話なるものが存在していました。どこの国よりも高い建築技術と、地震や台風など天災に耐えるための構造基準をクリアしている限り、建物の強度というのはとても頑丈なものだったのです。さかのぼること約4年。今でも記憶に新しい2005年10月、姉歯元一級建築士による構造計算書偽装事件が発覚しました。ある建築施工会社が工事の途中に、使用するはずの鉄筋量が、明らかに少ないことに気づき、
建物が適合しているのか判定... の続きを読む
ポイントになるのはリビングの広さと住戸内での位置。一般的な田の字型の間取りではリビングを住戸の端に、個室はそれとは反対側に配します。その間にはキッチンや水回りなどがあるので、玄関に近い個室を子ども部屋とした場合、子どもはリビングで家族と顔を合わせることなく、自室に帰り、こもることができます。そうした断絶を避けるためによいとされるのが、個室に行くためにはどうしてもリビングを通らざるを得ない間取りです
リビングの広さと位置がポイント... の続きを読む
セキュリティのレベルは新築のほうが上ですが、その分、家賃も住宅価格も高くなります。同じお金を出しても、新築のほうが狭かったり、駅から遠かったりしますが、中古の設備は古く、使いにくかったりします。では、どちらを優先するのか?住まい選びは常にこうした二択、三択を迫られる作業です。ひとつふたつの条件なら満たされるでしょうが、便利で静かで安くて広くて……とすべての条件を満たす物件はあり得ません。その中で自
セキュリティのレベルは新築のほうが上... の続きを読む
目指せ、一国一城の主。土地ごと自分のものにという夢をかなえるのが戸建て住宅です。マンションと同じ価格で購入するなら、そのなかでも建売り物件がお手ごろでしょう。場所や条件によっては、庭付き一戸建てが見つかるかも……。場所によっては現実になる夢の庭付き一戸建て物件戸建てには、木造・鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC)の3つがあります。一般的に、S造とRC造は注文住宅で用いられる構造体といえるでし
夢が叶う!一国一城の主になる方法... の続きを読む
不動産、とくに建物については、10年、20年、30年と価格は当然のように下がり続ける。この下落分が含み損なのだが、この含み損を考慮して投資の効率を考えておかなければならないのである。また、表面利回りを計算する際の賃料も変化することがあるということも考慮する必要がある。表面利回りは現在入居者から取れている賃料とか、今入居者を募集したら取ることができるだろう賃料の年額を物件価格で割って算出するのだが、
売りに出されていた物件は、有利な物件?... の続きを読む
東京都も内閣の都市再生本部も、都心部の「活性化」を強調しているが、大手企業も賃料の高い都心部から脱出し、外延部に自社ビルを建てて移動する動きが目立ち始めている。こうした傾向は不況が長期化し企業の経費削減が至上命令になったこの数年で拍車がかかっている。三菱重工の前身である三菱造船は一九一七年に、三菱グループの発祥の地である丸の内の賃貸ビルに本社を構えた。それから八六年たって品川グランドコモンズの自社
都市部の活性化を強調するもほとんどが絵空事... の続きを読む
「従前居住者対策、低・未利用地を活用した市街地整備等を総合的・集中的に実施」という(2)の決定は何を意味するのか。ありていにいえば、東京や大阪など大都市に多数ある木造密集住宅地域や低層住宅地域の再開発である。「従前居住者対策」とは、こうした地域に住んでいる市民をどう移転させるかというお役所言葉なのである。一体どう移転させるのか。すぐ連想されるのは、一九八〇年代後半に中曽根康弘首相による「アーバン・
良質な低層共同住宅への建て替えを... の続きを読む
マンションでありながら、一戸建てのように上下の2層の階からなるメゾネットタイプの物件が人気だと、マンション情報を紹介しているサイトで読みました。メゾネットタイプには、部屋を吹き抜けにし、そこに階段を設置している物件も多いので、高い天井と広々とした空間を味わうことができます。上下階に分けて部屋があるため、お互いのプライバシーを大切にできます。階段の上り下りを嫌ってマンション暮らしを選択するシニア層に
メゾネットタイプのマンション情報... の続きを読む
「わたしたちは、靴を脱ぐほうが清潔にきまってると思っているから」とわたしはいった。「あなたはほんとうにそう思う?」靴を脱ぐ、泥が部屋に入らない、よって清潔である。これは一理ある。何しろ外の泥が入ってこないのだから。だから、わたしたちは機会があると「靴を脱ぐ習慣を持っている日本人は清潔好き」と口にするのだ。「なぜ日本にはこんなにたくさんの洋式のホテルが普及したのか?何も不潔だと思うところに好んで泊ま
履き物は『個人』のもの... の続きを読む
通勤立地4ブロックと生活立地3エリアを掛け合わせると12タイプの街ができます。もちろん、人によっては分類の仕方も変わってきますが、ここでは私の経験を踏まえて、マンション暮らしに適した街として特徴がはっきりしていて、独自の個性を持つ街だけを独断で選びました。そのほうが、自分に合う街かそうでないかが区別しやすいし、街の性格の違いが住み心地や住まいのかたちにどう関係するかもわかりやすいと考えたからです。
通勤立地×生活立地で、街は12タイプに分けられる... の続きを読む
一式いくら方式では、このヒビ割れは見なかったことにしよう、と放置されかねないような微妙な損傷部分でも、実費精算方式なら、業者はどんどん補修してくれるのだ。私のマンションでも、最終的には追加工事も含めると八二〇万円ほど費用が増加してしまった。だが、これはやむを得ないことではないかと思う。工事が終了して、見違えるほどに美しくなったところを見計らい、再度、積立金を値上げさせていただいた。節約をして浮いた
実費精算方式で業者はどんどん補修... の続きを読む
ふつうの床より一段低くなっている場合も少なくない。もちろん、プライバシーとか保温とか配管とかいろんな事情があってそうなっているにちがいないが、私としては、その背景に長い閉鎖的空間での入浴の歴史を感ぜずにはおかない。そして、露天風呂の突如のブレイクは、そうした無意識下の歴史への反動現象ではあるまいか。女性向けの露天風呂出現が日本の温泉地と旅館のあり方を決定的に変えた。それに気づかぬ、昔ながらのバス旅
温泉地同様に日本の住まいを救う?... の続きを読む
融資は、自ら居住するための住宅を必要とする厚生年金保険の被保険者に対して還元融資するという性格から、事業主等を通じて被保険者へ転貸する方式を原則としています。ただし、事業主等を制度上持たない国民年金の被保険者、および厚生年金保険の被保険者であっても、事業主等を通じての転貸融資を受けられない被保険者に対しては、住宅金融公庫(沖縄県では沖縄振興開発金融公庫)の融資と併せて直接被保険者に融資を行うことと
融資の仕組みと実績... の続きを読む
快晴の日の集合住宅は、色とりどりの洗濯もので満艦飾。あまり美しいとはいえません。だからこそ、集合住宅によっては、外に干すことを禁じているところもあるのでしょう。集合住宅では、なるべく低い位置に干し、外観を美しく保ちたいものです。干し方の工夫は、家庭内でも必要です。居間からよく見える場所に、洗濯ものがぶらさがっていては、せっかくの休日なのにくつろげません。なぜそうなるか、といえば、どのお宅も干し場は
洗濯ものを美しく干すために... の続きを読む
人と人が支えあう生活コミュニティーの見直しは、時代の必然であろう。時代のニーズは、生活コミュニティーの再建にある。居住と医療・介護、教育、産業を社会全体で設計し直さなくてはならない時期に至っている。高経年マンションの建物の老朽化と住民の高齢化という「ふたつの老い」も、超高層が内包する難題も、生活コミュニティーの視点からのアプローチなくしては解決不能だろう。たびたび触れてきた都市再生のスクラップ&ビ
コミュニティーとは外部から浮いた存在... の続きを読む
返済額や借入可能額資金計画等が確かめられるシミュレーションという言葉は金融用語ではありません。まして住宅ローンには、もともと関係がない言葉です。本来は別の世界で使われていた言葉が、説明のために取り入れられるようになるということはよくあります。シミュレーションという言葉もその一例です。一種の説明用の形容詞的な使われ方と考えていいでしょう。ホームページにある「住宅ローンのシミュレーション」は、自分の希
説明用の形容詞にすぎない... の続きを読む
人権をまもるとは、人間の肉体と精神をまもることが基本であろう。住宅は、人権をまもるもっとも基礎的な施設である。狭い住宅、不良な環境は、人間が人間らしく生きること、人間の尊厳をまもることをそこなう。人権をまもるための住居の条件は、安全で健康的で快適で便利で家計を圧迫しないものでなければならない。現在の日本人の住宅の多くは、それがそこなわれている。人間を殺したり病気にしたりする住宅政策、肉体と精神を蝕
住宅と人権と民主主義... の続きを読む
運動の手段である。都市公害の解決には、「裁判に訴えるか」「公害調停に訴えるか」「事業者と直接話し合うか」の三つの手段がある。このうち、事業者と直接話し合う方法については、残念ながらあまり成果が期待できない。事業者は収益をあげることに熱心である反面、収益に結びつかない公害対策には費用を使うことを惜しむ傾向があるからだ。そこで、裁判か公害調停か、二者択一となる。住民運動にとって、公害調停制度ほど便利な
公害調停制度を利用する... の続きを読む
縄文人が夏の暑さと湿気を避けて住んでいた巣とはどのような姿をしていたのか、これを考えるのは、建築史を専門とし設計もちょっとはやる私の任務ではあるまいか。巣とこれまで書いてきたが、『日本書紀』では〈糧〉と表記している。もともとは古代中国において北方の蛮族の夏用の家を指す漢字で、字の通り、土の中の巣じゃなくて樹の上もしくは樹にたよった造りを意味する。残念ながら中国でもその実態は手がかりがない。が、そこ
暑さや湿気を避けるため... の続きを読む
ノンバンクに打診した。最初の中堅ノンバンクからは断りの通知がきた。「お客さんが大ききすぎて、うちの能力では調介しきれない」というのである。つぎに大手ノンバンク○社に頼むと、彼らはその人の資産をすべて調査したうえで、貸せる額を連絡してきた。いくらだとお思いだろうか?十億円?ニ十億円?とんでもない。わずか三千万円なのである。じつは、この資産家は、ある重工業会社の常務だったか、二年ほど前に退職していて、
職業は「不動産貸出し業」に分類... の続きを読む
不動産証券化や不動産ファンドのビークルであるSPCは、一般的な企業とは異なり、資産は明白であり、日々の出し入れも限られている。その意味では単純明快であり、最も重要で最も難解な資産の時価算定の信憑性が把握しやすくなっている。したがって、「不動産鑑定評価書があるから……」ということで判断しても、この多くは問題が発生しない。ただし、全体スキームが適正でない場合、あるいはどこかに無理がある場合など、会計か
会計からのアプローチだけでは問題点を探せない... の続きを読む
「旧来のしきたりから決別する」ことを宣言した建設業界で、最も影響を受けたのは官庁営業マンではないだろうか。実際、「志気が大幅に下がった」「営業マンは不要だ」との声さえ聞こえ、受注活動にも大きな変化が現れ始めている。名刺営業もいまは必要がなくなりつつある。官庁営業のあり方には、公共調達システムの変化が大きく影響している。予定価格の事前公表、電子入札システムの導入、総合評価方式の導入拡大などは、それを
顧客ニーズを把握、ソリューションを提供... の続きを読む
法令上の認定プログラムの位置づけについて、「あくまでオプションであり、認定プログラムがなくても確認申請は可能」(同)というスタンスだが、認定プログラムのない状態が長引けば、建築主は割高な確認申請手数料を負担せざるを得なくなる。また、認定プログラムを使用している場合、構造計算の審査では、申請者が使ったプログラムに入力データを入力し、出力データを再計算するという作業で済むが、認定プログラムを使わない場
審査の長期化には懸念の色が…... の続きを読む
「過去にそのような返済をした」という事例紹介もまれに見ますが、そういった場合は過去ですから、たいてい借り始めの金利が今より高かったりして現状とは違っています。予測から生み出される法則は、「鉄則」ではなく、単なる「憶測」です。つまり、日本語の使い方を間違えているにもかかわらず、そのまま受け入れられてしまっているのです。では、「鉄則」通りに考えるならば、「残金・利時代は獄刈で借りる」ことになります。住
後軒を選びたくなるのではない... の続きを読む
建設産業は一品生産で、構造物の形状、構造、建設地の地質、周辺環境など、1つとして同じ施工条件のものはない。だが、専門工事業者は異なる施工条件の工事でも「1tあたりいくら」「l平方メートルあたりいくら」といったおおまかな括りで元請企業と受注価格を決めてきた。そのほうが効率的な時代もあったが、バブル崩壊後、元請企業の受注競争の激化などから、経営環境は大きく変化した。それまで「この現場は予算が厳しいから
ドンプリ勘定から計数管理の経営へ... の続きを読む
もしも今後不動産を購入する機会があったら、不動産情報が集まったサイトを見てみることをお勧めします。出来れば、購入だけではなく売却も含めて載っているサイトが良いだろうと思います。なぜなら、今ある土地や家を売却して、新しく何かを購入するパターンもあるからです。そして、一戸建てだけではなく、マンションや土地なども載っているとなお良いです。新築も中古もどちらも載っているともっといいですね。とにかく、いろん
不動産を購入したいと思った時... の続きを読む
集合住宅としての団地住宅とマンションはどちらも鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造りです。3階くらいから高層住宅までありますが、広大な土地に一戸建住宅がいくつもあるのも団地住宅と呼びます。一つの街を造ってその中に個々にデザインの異なる一戸建て住宅が並んでいます。一時期郊外の小高い土地を造成して作られたところで、現在一部の地域で家族構成の変化や入居者の年齢が高くなったりで、小高いところに建て
一戸建て住宅の集まった団地住宅... の続きを読む
新築一戸建て…そして庭付き。誰もが憧れるマイホームを我が家も購入することが出来ました。とは言ってもやはり、思い描く家よりもずいぶん小さくなってしまいましたが…。それでも夢が叶い幸せな毎日です。我が家は建売だったのですが、デットスペースを上手く活用した家です。一番ビックリしたのは、階段下の空間。よく物入れなどになってる家はありますが、我が家はそこにトイレがあります。顔を上に上げると階段の形が分かるん
憧れていた新築一戸建て... の続きを読む
工務店に建築をお願いする場合には、まずは設計されたものが必要です。ですから、建築事務所に設計をお願いすることになるでしょう。しかし、同じ会社に設計も同時にお願いすることは、あまりよい方法とはいえません。それは、工務店のほうで手抜き工事などのために設計を都合のよいように変えられてしまうからです。そのようなことばかりしている会社ばかりではありませんので、念のためということです。設計が完成すれば、坪単価
工務店に依頼するときの注意点... の続きを読む
ファミリーか、カップルか、一人か、という人数の違いで、もちろん住まい探しの条件は違ってくる。人数が多ければもちろん広さ、部屋数が必要なのは当たり前だが、それでは一人暮らしに適した部屋はどんな部屋だろうか。もちろん家賃に糸目を付けないというお金持ちなら広い部屋を借りればよいが、基本的には一部屋あれば十分ではないだろうか。いわゆる1K、1LDKという物件だ。あとは生活スタイルによって変わってくるだろう
一人暮らしの住まい探し... の続きを読む
先日二世帯住宅を購入しました。注文住宅だったので、土地の下見に始まりおおよその予算の検討、何から何まで一からだったのでかなりの時間を要しましたが、自分の理想の住宅を手に入れることができ、とても満足しています。なかでも、母と私が関心が高かったのが、建築設計図の作成!!もちろん、建築士の方がいらっしゃるので間取りは土地の面積に合わせて作成していただいていたのですが、いろいろ修正を伝えるうちに「一度ご自
建築設計って面白い!!... の続きを読む
私はゼネコンと下請けの違いが、こういうところにあると思う。ゼネコンは談合でもお分かりと思うが、お互いに同業者を利用しながら生きているのだ。一回目の公共事業がA社でやるなら次はB社でやればいい。E社はこの土地では初参加だから一番後でもいいだろう。こんな話し合いがスムーズにできるから談合がもっているのだし、役所だって安心できるのではないか。工事が大きくなれば競争相手とだってJVという共同組織をつくるし
建設下請けが生き残る方法はゼネコンの生き方をするこ... の続きを読む
広告上のルールとして、〈交通〉の所要時間は徒歩1分を80mとして計算する決まりになっています。乗り換えや待ち時間は所要時間には含まれていないので自分で調べるようにしましょう。〈物件所在地〉は広告では登記地番が表示され、郵便などで使われる住居表示番号とは異なります。登記簿の閲覧にはこの登記地番が必要です。〈取引有効期限(広告有効期限)〉は、この日以降に契約を行なう場合は、再度条件が変わっていないかど
広告上のルール... の続きを読む
私の体験をふまえての実践編に移ることにしましょう。私は東横線で渋谷から三十分の「菊名」に住んでいました。駅から徒歩五分という至近距雌ながら、敷地は二〇坪しかなく、当然その上に建つ家も小さな二階建てというお粗末なものでした。それでもやっと手に入れたマイホーム。愛着はあったのですが、いかんせん子どもが生まれると狭すぎて、なんとかしてもっと広い所に移りたいと考えたのが、そもそもの発端でした。分譲地に建て
手狭になって広い敷地の家に住みたい... の続きを読む
会社が紹介してくれる横浜地区の物件は値段が高くて、なかなか手が出ません。やっと「予算内の物件が出ました」と電話がかかってきたら、京浜急行の「三浦海岸」。確かに予算内ですが、そこは京浜急行の終着駅、地図を見たら次は海です。横浜まで通うのならまだしも、どうやって毎日都心まで出るのでしょう。でも、その担当者は熱心で、次々に探してくれるのです。横浜をあきらめ、常磐線に転じたとき、たまたま柏駅前にその会社の
顧客名簿はコンピュータで管理されている... の続きを読む
芦屋川アーバンライフは被災度区分判定が「大破」よりひどい「倒壊」であっても、建替えを拒む大きな壁があった。マンションが建てられたときの規制と被災時の規制が異なり、従前と同じ面積の建物が建てられなかったのである。このような「既存不適格」の建物は多く、兵庫県は震災型の総合設計制度を設け、確保しなければならない公開空地面積の引き下げをはかった。自治体によっては、周辺の同意を条件に建物の高さ制限の緩和措置
既存不適格と総合設計制度... の続きを読む
ドルショック以後、政策はこれまでの産業優先から福祉優先へと方向を転換しつつあったといわれる。果してそうか。ここでも住宅政策は単なる景気浮揚策として、資本企業の利潤率低下傾向の歯止めとして機能しているだけのようにみえる。たとえば47年度の国家予算(政府原案)は、不況からの脱出を旗印に、一般会計で11兆4676億円、財政投融資5兆6350億円という空前の大型予算となった。大型を反して住宅(公営)建設に
産業優先から福祉優先へと方向を転換... の続きを読む
五二兆三〇〇〇億円市場に五〇万八〇〇〇社、五四二万人建設業界は、約五二兆三〇〇〇億円(国土交通省による二〇〇七年度の建設投資見通し、以下すべて同)の市場に約五〇万八〇〇〇社(二〇〇八年三月末時点での建設業許可業者数)、五四二万人(総務省「労働力調査」による二〇〇八年三月時点の建設業就業者数)がひしめく巨大な業界である。そのトップに位置付くのが、スーパーゼネコンと呼ばれる大成建設・鹿島・清水建設・大
巨大な業界構造と請負業ゆえの利益率の低さ... の続きを読む
ゼネコンが下請けの提供する「人力」で儲け、下請けはゼネコンを上部とする縦の系列社会で自らの生き方を失っているという構図はあるにしても、総額契約による現実的な利点がないわけではない。公共事業は元請けが発注官庁と工事全体の総額契約で受注し、工事全体の責任と権利を保有するが、下請け企業、とりわけ下請け、孫請け企業で働く労働者にとってのこのシステムによる利点は、労災事故が起きたときの保証であろう。これは賃
「建設一家」を知らない批判はクズ... の続きを読む