良質な低層共同住宅への建て替えを

2011.11.25

「従前居住者対策、低・未利用地を活用した市街地整備等を総合的・集中的に実施」という(2)の決定は何を意味するのか。ありていにいえば、東京や大阪など大都市に多数ある木造密集住宅地域や低層住宅地域の再開発である。「従前居住者対策」とは、こうした地域に住んでいる市民をどう移転させるかというお役所言葉なのである。一体どう移転させるのか。すぐ連想されるのは、一九八〇年代後半に中曽根康弘首相による「アーバン・ルネッサンス」の掛け声のもと都市再開発ブームのなかで起きた数々の地上げだろう。

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札幌市西区の新築一戸建て一覧

買収や移転を拒否する住民の自宅や借家にブルドーザーが突っ込み、放火され、暴力団が一晩中拡声器で代わる代わる怒鳴り続けるなどの事件がめずらしくなかった。このできごとは当事者となった市民の心に大きな傷として残っているし、地上げされた土地もその後、「虫食い土地」として全国に、とくに大都市でいたるところに放置されている。これが不良債権の現場である。




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