足立区(北千住駅の周辺)のマンション価格が、新築から中古になり、経年数ごとにどのようなペースで減価していくのかというデータである。たとえば、新築から築30年までの価格の分布を見ると、経年数が30年だと、約60%の減価が起きることが確認できる。つまり、今後においても、インフレもデフレもなく、需給バランスも変わらないことを前提に想定すると、マンションの価格は、おおむね30年で60%前後減価することが予測できる。要するに年2%の減価である。もしも北千住周辺のどこかで5000万円のマンションを買ったとしよう。それを償還期間30年の全額ローンで買うと想定する。この場合のローン返済の総額は、金利が4%だと約8590万円である。3%だと約7590万円である。人生の半分の期間に近い30年物長期のローン返済が終わり、そこで60%の減価が起きていると、その時点でのマンションの価格は2000万円である。つまり、元利合計8000万円前後のお金を消費して、2000万円の資産を手に入れたことになる。要するに、5000万円のマンションをローンで買うと6000万円を失うことになる。これは、財産形成上のロスとしてははなはだ大きい。
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