「過去にそのような返済をした」という事例紹介もまれに見ますが、そういった場合は過去ですから、たいてい借り始めの金利が今より高かったりして現状とは違っています。予測から生み出される法則は、「鉄則」ではなく、単なる「憶測」です。つまり、日本語の使い方を間違えているにもかかわらず、そのまま受け入れられてしまっているのです。では、「鉄則」通りに考えるならば、「残金・利時代は獄刈で借りる」ことになります。住宅金融公庫の金利か4.2%、則行の変助金利が6%たった1993(平成5)年当時にも、「銀行の変動金利6%で借りるのが鉄則です!」と言い切ることになりますが、実際にそんな人はいたでしょうか?おそらく「低金利時代は長期固定、高金利時代は短期固定で借りましょう」という専門家でも、金利の高い時期に変動金利は大変だと考えているわけです。
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そうなると、世間の「常識」や「鉄則」には矛盾しているときもあることがわかりますね。過去の検証や、数々の実務経験から得た私なりの鉄則はシンプルで、「その時点で選べるいちばん低い金利を選択する」というものです。私の選択は、それこそ理綸ではなく、人間心理からしても自然なことだと思います。金利の高いほうと低いほうで利息を比較してみたら、だれでも後軒を選びたくなるのではないでしょうか。