温泉地同様に日本の住まいを救う?

2011.11.19

ふつうの床より一段低くなっている場合も少なくない。もちろん、プライバシーとか保温とか配管とかいろんな事情があってそうなっているにちがいないが、私としては、その背景に長い閉鎖的空間での入浴の歴史を感ぜずにはおかない。そして、露天風呂の突如のブレイクは、そうした無意識下の歴史への反動現象ではあるまいか。女性向けの露天風呂出現が日本の温泉地と旅館のあり方を決定的に変えた。それに気づかぬ、昔ながらのバス旅行相手の温泉街は、熱海に象徴されるように閑古鳥の巣と化しはじめている。

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露天風呂が日本の温泉を救ったともいえよう。とすると次のテーマは、当然、露出風呂ということになるはずだが、何をどう出せばいいのかどうも判然としない。表参道のカフェのように通りを眺めながら風呂に入るというわけにはいかないし。それももう一つ判然としないのは、反動現象としての家庭の風呂の露天風呂化は果たしてこの先あるのかどうか。もし、あるとして、温泉地同様に日本の住まいを救うことになるのかどうか。




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